セリーヌ(celine)とはどんなブランド？

セリーヌについて

セリーヌといえばラゲージバッグが有名で、世界中のセレブがこぞって愛用したことから一躍有名になったブランドです。
しかしセリーヌの創業当初はバッグではなく、子供靴を専門に扱うオーダーメイド店だったことを知る人は多くありません。
セリーヌの歴史やブランド品の事を詳しく知る事ができれば、セリーヌをもっと好きになれますし、意外と日常的な会話でも役に立ちますよ♪

セリーヌの歴史について

セリーヌは1945年、女性実業家であるセリーヌ・ヴィピアナが、夫のリチャードとパリへ子供靴専門店を開いたことに始まります。
主にオーダーメイドの子供靴を手掛けており、パリの伝統職人の技術を活かした質の良い品々で、たちまち上流階級を中心に人気が拡大しました。
その子供靴を履いた子供たちの成長に合わせ、創業から14年後には子供靴だけでなく大人用の婦人靴も展開を始め、その後はスカーフや香水、そしてバッグなどを次々に手掛けています。

1967年にはプレタポルテを開始し、子供靴だけでないトータルファッションブランドとして認識されるようになりました。

セリーヌはバッグの製造を始めた1960年台後半には、今に続くセリーヌのモチーフとなった馬車の柄、そして馬車の金具をモチーフとしたバッグを手掛け、一躍パリを代表するフレンチカジュアルブランドへと上り詰めました。

フレンチカジュアルの流行が去ったときにセリーヌは一時低迷しますが、1987年にディオール等の有名ブランドが並ぶアガッシュ社の傘下となることで、徐々に売り上げを伸ばしていきます。
そして1990年代、当時アメリカで大活躍していたマイケルコースをデザイナーとして起用し、これまでのセリーヌの高級感に程よいカジュアルテイストを取り入れ人気が再熱し、セリーヌは現在も女性のファッショナブルなアイコンとして定着しています。

セリーヌの特徴について

セリーヌの二度目の転換期が、2008年に元クロエのデザイナーであるフィービー・フィロをクリエイティブディレクターとして迎えたことから始まります。
フィービー・フィロはクロエに在籍したいた時代にシーバイクロエを立ち上げたことでも知られる敏腕デザイナーで、代表作であるパティントンバッグはクロエのヒット作としても知られています。

フィービー・フィロがセリーヌ就任後に手掛けたバッグといえば、今や誰もが知る"ラゲージ"があります。
インパクトのあるデザインが話題を呼び、数々のセレブが愛用したことで流行となったブランドバッグです。
一目見ると忘れられない前衛的なデザインで、ファッションをよりスタイリッシュに彩ることが出来、様々なカラー展開も存在します。
サイズも豊富で、小ぶりな大きさで粋に持つことが出来るナノ、そして次に大きく使いやすいマイクロ、そして更に大きく荷物が多い人でも安心のミニ、マチが横へ大きく広がるタイプのファントムの4種類が展開されています。

他、馬車とセリーヌの頭文字をデザインしたサルーキー、ブラゾンを組み合わせたデザインが人気のマカダムシリーズなど、セリーヌには数多くの定番デザインが存在しています。

セリーヌはネクタイやカフスなどのビジネス用品を除き、メンズの商品展開はありません。
創業時からの伝統とされる子供用品、そしてレディース用品のラインナップのみとなっており、セリーヌがコンセプトに掲げる「女性らしく、そして自立していてアクティブな女性像」を反映した商品を数多く販売しています。
女性の美しさを追及し続けるセリーヌは今でも数々のコレクションを発表し、世界中の女性からの注目と期待を寄せられています。