ブルガリ(bvlgari)とはどんなブランド？

ブルガリについて

【ブルガリ】といえば、ジュエリーやアクセサリーをはじめ腕時計の製造やバッグ、財布のデザイン、香水の販売など沢山の商品展開があり、知らない人はいない程に人気のあるブランドです。
ブルガリは元々宝飾店として創業し長きに渡りジュエリーの製作を続けてきており、腕時計やバッグの製造は比較的最近となりますが、短期間のうちに名声を広め、今や時計界や装飾品においても中核ブランドとなっています。
ブルガリの歴史やブランド品の事を詳しく知る事ができれば、ブルガリをもっと好きになれますし、意外と日常的な会話でも役に立ちますよ♪

ブルガリの歴史について

ブルガリの歴史は長く、創業は1884年にまで遡ります。
当時は古代のアルファベットが使用されており、ブルガリのスペル「bvlgari」は"U"がなかった為にこのような綴りとなっており、そのことからも歴史の長さが窺えます。

ブルガリはローマに創業した高級宝飾店で、創業者であるソティオ・ブルガリは先祖代々の精巧な技術を受け次ぐ、銀細工師の一族として生を受けました。
ソティオの時代は金細工や銀細工をメインとした商品展開でしたが、2人の息子が事業を受けついたあと、本格的なジュエラーとしての製造をスタートすることとなります。

当時フランスではアールデコやアールヌーヴォー等の宝飾様式が一世を風靡していた時代でしたが、ブルガリは全く異色ともいえるローマやギリシャの古典主義を前面に打ち出したデザインを発表します。
ブルガリのモチーフとして有名な星座のモチーフは、ギリシャ神話を元にして製作されたものだといわれています。
この時代に製作されたデザインはスネーク、トゥボガス、そしてブルガリブルガリなど今でもなお根強い人気を誇る定番デザインとなっています。

元々は高級宝飾店として創業したブルガリですが、1977年からは宝飾加工の腕を活かし、時計の製造もスタートしています。
時計の聖地であるスイスに時計製造専門会社「ブルガリ・タイム」を設立し、本格的にウォッチメイキングへの参入を計りました。
1984年にパオロ・ブルガリが会長として、ニコラ・ブルガリが副会長、そして甥であるフランチェスコ・トラーパニが社長に就任し、現在の体制が整っています。
ブルガリが本格的に時計の製造を開始して20年余りと、ジュエリーと比較すると時計の歴史は浅いものとなりますが、洗練されたデザイン、そして高い技術が短期間のうちに評価されるほどの実力を有し、ウォッチメゾンとしても名声を得ているハイブランドです。

ブルガリの特徴について

ブルガリは蛇をコンセプトとして掲げており、銀座にあるブルガリタワーの外観にはライトアップされた蛇を見ることが出来ます。
神話において不死や不老の意味を持つ蛇は、長きにわたり愛され続けるブルガリの願いにぴったりのコンセプトアイコンだといえます。

定番ジュエリーとして長く愛され続けている魅力を持つブルガリのジュエリー、アクセサリーといえば、やはり一世を風靡した「ビーゼロワン」ではないでしょうか。
ブルガリらしい大胆かつエレガントなデザインを有し、素材もシルバーやゴールドに留まらず大理石やセラミックなどの斬新な素材を採用しているなど、定番デザインながらも進化を続ける姿勢は今なお人々を魅了し続けています。
現在でも時計やネックレスなど、新作が次々展開されている不朽の名作だといえるでしょう。

ハイジュエラーとして100年以上の長い歴史を持ち、老若男女に愛され続けるブランドであるブルガリ。
スイスに時計本社を設立し、イタリアならではの洗練されたデザインと時計の聖地であるスイスの技術が融合され、現在は誰もが認める世界的人気を博しています。
1977年に発売されたブルガリ初の腕時計「ブルガリ・ブルガリ」も、洗練されたデザイン力と高い視認性を持ち、20年余りの短期間で時計ブランドとしても名を馳せました。
ベゼルにブルガリのロゴが刻印され、品があるデザインで場所を問わず着けることのできるシンプルなデザインも人気の理由のひとつなのかも知れません。
今ではディアゴノやアショーマ、オクトやセルペンティ、ソロテンポなど様々なデザインが展開され、新作も次々発表されています。

ブルガリの優れた才能と高いデザイン力はジュエリー、時計だけに留まらず、バッグや財布などのファッション小物にも生かされています。
中でも人気のシリーズは、キャンパス素材にブルガリのロゴを配しカジュアルなセンスを取り入れた"ロゴマニア"シリーズ。
バッグや財布など数多くが展開されており、発売から10年余りが経つ今も人気のあるシリーズです。
現在のブルガリはジュエリーや時計、サングラスやバッグなどの装飾品だけでなく、香水などのコスメ分野やリゾートホテルやレストランなどの飲食業界でも成功を収めており、装飾品だけに留まらない質へのこだわりを、多方面より感じることが出来ます。

イタリアブランドのトップに君臨するブルガリ。
多彩なビジネス展開と時代を得るごとに洗練されていくスタイルで、ブルガリはこれからも新しい姿を見せ続けてくれることでしょう。